2.Webサイトの構成の決定
1998.10.21〜10.22 by yas
 クライアントの意向により、Webサイトの目指す方向性が決まったのなら、次のフェーズへ進むことができる。サイトの構成を決めるという作業は「コンテンツ作成」といわれる部分で、ハイパーリンクで連結されている個々のページ内容を視覚的に図として示すものだ。この作業はプロジェクトマネージャ以外の担当者が行うことができる。
 構成図づくりにはTipsが存在する。それは基本的な情報発信部分と、そのクライアントの業種に特化した部分に大きく分類することから始まる。前者は会社パンフレット的なものとしてその内容は一緒にならざるを得ない。3)

Figure 1.北海道芸術鑑賞協会 (C) 19984)

 後者について、依頼されたWebでは、その企業の特色を前面に出すサイト構成が必要となる。私はこの構成図をチャートと呼び、このチャートをことあるごとにクライアントへ提示したり、これをベースに発信開始後の更新報告を行ったりと利用している。チャートは開発の初期の段階で最も高い完成度を必要とするため、最も気を遣って作成する資料と位置づけられるべきものだと思っている。
さて、チャートはメニュー形式に発信内容が枝別れし詳細ページへと流れる図をあらわすのだが、複数の情報を一つのまとまりとしてページを振り分け、メニューを作成し、このWebサイトを閲覧した者にどのようなインターフェイスを提供するかの作業も、このとき同時に行われる。
チャートが決まった時点でようやく、どのようなプログラミング手法を使うのか、そのプログラミングはサイト完成日までに実現できるものなのか、多くのプラットホームで動作できるのか、作り込みによりWebサーバの帯域へ影響しないか、といった、よくWebで目に付く言葉がでてくる。こういった技術上の論議はこのときになって初めてあらわれる。
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3)同一内容でも、デザインとコピーライト、ユーザーインターフェイスの変化によってまったくの別印象を与えることができる。これは後のデザイン部門偏で詳しく記述する。
4)芸協ページではページのコンサルティングに関する全権をいただきました


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