▼植え替え(松柏) / ▼道具をつくる / ▼花芽を確保する / ▼簡単なリファレンス / ▼盆栽Tips
盆栽 / リファレンス(渡辺74年式)
鹿沼土――――――
硬、軟質両方存在する。この土はどんな盆栽にも有効に使うことができる。盆栽ユーザ必須アイテム

腐葉土――――――
腐葉土の入れる量によって土壌のpHを調整する。
 ◎土の使用例
 さつきやつつじは酸性土壌を好むので、鹿沼土8:腐葉土2の割合がベストである。
 また、山採り松の場合は赤砂7:土赤だま3の割合で調整する。

皿――――――
水の受け皿は必ず用意する。根の水の吸収力は強く夏場の乾燥のきつい時期はとくに。

花ごころ――――――
あぶらと骨粉の固まり。2〜3cmの玉を2、3個春に鉢へ置く。非常にクサイ。秋までに融ける。

冬――――――
冬は非常に危険。凍結は−5度が限界。ただし、室内に入れて冬越えさせると、さつき、つつじの場合はトチョウに陥る。限界気温は+5度。冬はとにかく+0〜+5度の状態を体験させる。水はしめっている程度にする。この水やりの判断には10年の経験!を必要とする。水は必ず朝にやる。

植え替え――――――
長く育てるためには非常に重要なテク。重植え替えの年は肥料を少ないほうがよい。また当日は水をやらない。木に水・栄養分をさがせるように根をつくらないとその冬が越せなくなる。2年〜3年周期で必ず植え替えないと根づまりを起こす。松の場合、新根が残っているときに植え替える。これは4年目で無くなるので、かならず3年目で植え替えないと衰弱して枯れる。また、葉は切った根の分だけ、刈る。その場合、ハサミではなく手でぷちぷち弱い部分から切る。

根づまり対処――――――
不幸にも植え替えをわすれ、どんどん葉が茶色になりぬけてきた場合、応急処置として毎日1時間鉢ごと水につける。これで大抵の場合は延命でき、その安定したら植え替える。山から採ってきた場合(おおっと)や、切った枝をさして増やすときにも有効。

挿し木――――――
挿し木は根詰まり対処と同じ。ただし、新しい葉の多くついた枝は抵抗力が弱く、葉ダニ・虫のたぐいが付く可能性が高い。なるべく年を越した厚い葉をつけた、てっぺん部分に近い枝を使う。

道具――――――
すべてカスタマイズして作れ!とのこと。ステンレスの溶接くらいはできないと認められません(汗



ホームへ戻るmail:yas@penpen.ne.jp